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<市川喜一 著作集 第8巻 目次>

[ 教会の外のキリスト ]


まえがき 2

序章 教会の外のキリスト 5

第T部 神の民の形成 19
  1 福音の基本 21
  2 キリストによる解放 29
  3 キリストの民 47
  4 約束の神・約束の民 63
  5 キリストの血による恵みの契約 71
  6 キリストの霊による自由の契約 89
  7 聖霊のバプテスマ 107
  8 わたしの記念として 125
  9 再臨信仰と黙示録 139

第U部 神の民の歩み 149
  1 神の賜物 151
  2 しかるに今や 159
  3 神を喜ぶ 165
  4 復活のいのちを生きる 171
  5 復活から見た人生 177
  6 あなたがたはわたしを見る 185
  7 創造の福音 191
  8 生きるはキリスト 199
  9 福音と自由 207
  10 聖霊の愛を求めて 215
  11 キリストに達するまで 223

第V部 「死人を生かす神」 231
  第一講 聖書と復活 233
  第二講 創造と復活 257
  第三講 十字架と復活 279

第W部 ローマ書による「新しい人間」  307
  第一講 信仰によって生きる人間 309
  第二講 キリストに合わせられて生きる人間 337
  第三講 神の霊によって生きる人間 361

終章 キリストの絶対性とキリスト教の相対性 389

補遺
  補説1 世に勝つ信仰 ― 歴史の中のキリストの民 439
  補説2 神の霊による人間の変容 465

あとがき 508


改訂増補版について

 このたび、第一版に残りました表記の誤りや不統一を再校正作業で修正するとともに、内容上の問題点も再検討して修正し、第二版として改訂版を出すことになりました。そのさい、著者の福音誌『天旅』に掲載し、ホームページ「天旅」にもアップロードしてあります二つの論説を本書の「補遺」として加えましたので、第二版は第一版の改訂増補版ということになります。
 第一版の諸論稿はすでに他の著作で引用したり参照したりしていますので、それらの頁数を変えないために、「補遺」として加えました二つの補説は、巻末にまとめて置いてあります。内容からしますと、補説1の「世に勝つ信仰 ― 歴史の中のキリストの民」は、本書の「第W部 ローマ書による新しい人間」の第四講として読んでいただくのが適切な位置です。補説2の「神の霊による人間の変容」は、第T部と第U部のどこでもよいのですが、7の「聖霊によるバプテスマ」の後あたりが適当かと思います。
 補説として本書に加えました二つの福音講話ないし論説は、著者が春や夏や冬の特別集会でした福音講話を要約したものであり、他にも未整理の講話が多くあります。もし現在すでに高齢の著者になお時が与えられますならば、それらの講話の要約を集めたもう一冊の福音講話集を刊行したいと願っていますが、その実現は主の御旨にお委ねするだけです。

  二〇一五年 十一月  
                    市 川 喜 一