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<市川喜一 著作集 第12巻 目次>

[ パウロによる福音書 ― ローマ書講解T ]


まえがき 2

手紙の前置き 5
第一章 福音書としてのローマ書 7

第一部 信仰による義 33
  第一部の構成 34

第二章 神に背く人間 37
  第一節 異邦人の罪 38
  第二節 ユダヤ人の罪 48
  第三節 罪の支配 80

第三章 信仰による義 87
  第一節 律法と無関係の神の義 88
  第二節 律法による「信仰の義」の立証 120
  第三節 義とされた者の歓び 147

第二部 キリストにおける生 185
  第二部への序言 ― 三楽章か四楽章か ― 186

第四章 恩恵の支配 191
  第一節 アダムとキリスト 192
  第二節 罪の支配からの解放 224
  第三節 律法からの解放 267

第五章 いのちの御霊 307
  第一節 御霊のいのちによる解放 309
  第二節 神の子である現実 335
  第三節 神の子の希望 347

あとがき 386



ローマ書(1〜8章) 段落 目次

1 挨拶 ( 1章 1〜7 節) 9
2 ローマ訪問の願い (1章 8〜15節) 21
3 神の力としての福音 (1章 16〜17節) 24

4 神への背きとその結果(1章 18〜32節) 38
5 神の正しい裁き (2章 1〜16節) 48
6 ユダヤ人と律法(2章 17〜29節) 61
7 ユダヤ人からの抗議 (3章 1〜8節) 72
8 義人は一人もいない (3章 9〜20節) 80

9 信仰による義 (3章 21〜31節) 88
10 アブラハムの範例 (4章 1〜25節) 120
11 義とされた者の歓び (5章 1〜11節) 147

12 罪の支配と恵みの支配 (5章 12〜21 節) 192
13 罪に死にキリストに生きる (6章 1〜14節) 224
14 義の奴隷 (6章 15〜23節) 253
15 結婚の比喩 (7章 1〜6節) 267
16 律法により現れる罪の正体 (7章 7〜13節) 278
17 人間の内にある罪 (7章 14〜25節) 287

18 御霊によるいのち (8章 1〜11節) 309
19 子とする御霊 (8章 12〜17節) 335
20 やがて現される栄光 (8章 18〜25節) 347
21 御霊の執り成し (8章 26〜30節) 361
22 神の愛による勝利 (8章 31〜39節) 373



凡 例

 1 ローマ書の本文は、Nestle-Aland, Novum Testamentum Graece, 27th Edition (1993) からの   私訳を用いる。主題となるローマ書本文は楷書体を用いる。
 2 主題となるローマ書本文以外の聖書引用は「聖書 新共同訳」(日本聖書協会一九八八年)を用いる。
ただし、必要に応じて一部私訳を交えることがある。その場合は「一部私訳」と断り書きをつける。字体は太字明朝体を用いる。
 3 聖書の原語(ギリシア語、ヘブライ語、アラム語)は、《 》で囲まれたカタカナで表記する。
 4 段落分けは、ギリシア語テキストやRSVなど標準的な英訳聖書を参考にするが、基本的には本書独   自の判断による。
5 一段下げて小さい文字で書かれている部分は、やや立ち入った議論や解説のための注記である。
   この注記は飛ばして本文だけ読み進んでもよい。
6 本書で、書名のない数字だけの引用箇所はすべて、ローマ書の章と節である。

     聖書引用 「 聖書 新共同訳 」
     ○C 共同訳聖書実行委員会 Executive Committee of The Common Bible Translation
       ○C 日本聖書協会 Japan Bible Society , Tokyo 1987, 1988 
「パウロ書簡 用語解説」について
 本著作『パウロによる福音書―ローマ書講解』には「パウロ書簡 用語解説」をつけています。ただ、本著作は頁数の関係でTとUの二巻に分けていますので、「用語解説」はUの巻末に来ます。
 パウロ書簡と講解の本文に出てくる用語を、出てくる箇所で毎回解説することはできませんので、用語の解説は巻末の「用語解説」にまとめて任せている場合が多くあります。本文の中で、いちいち「用語解説」を参照するように指示していませんが、講解の中で重要な位置を占めている用語は、「用語解説」を参照していただければ、理解がより確実になると思います。この「用語解説」は、パウロ文書の理解のための手引きという性格もありますので、先にこの「用語解説」に一通り目を通して、それから講解の本文を読まれるのも、理解を助けるのではないかと思います。